Mr.クライアントの奇妙な依頼

浅草みやげといえば
maru
[作品に対するプレゼンテーション]
この作品を作成するとき、まずは一目見て何か分かるように、シンプルでイラストを大きく使ったものにしようと思いました。長い間経営されているせんべい屋という印象があったので、壺のモチーフを描いて、変わらない美味しさでせんべいを作り続けていることをアピールしています。しかし、伝統的、老舗というイメージをを押し出ししすぎてしまうと、修学旅行生など若者の目を引きにくくなる可能性があるため、びしょぬれせんべいのタレの部分をモダンな柄にしたり、文字にしずくをあしらってみたり、若者でも親しみやすい印象になるように仕上げています。 また、びしょぬれせんべいが浅草の定番土産となるために、何かキャッチフレーズが必要だと思いました。そこで、「ぬれせんべいよりもぬれている」という、わかりやすくて少し気になるキャッチフレーズを付け、店の前を通る人たちの足を止める効果を狙いました。さらに、浅草らしさや楽しさを見出すために、浅草の浅草寺のおみくじを想起するような「おみくじ付き」にしています。個人的なイメージとしては、小分けに包装されたせんべいのパッケージの裏におみくじが印字されているというイメージです。親しみやすく、他にはない、ここでしか買えないというお土産にしたいと思い、このようなデザインになりました。