びしょぬれせんべい屋を救え！の巻
Mr.クライアント
「浅草に小さなせんべい屋があってな…。その、せんべいがめちゃめちゃ好きで、わしはいつも買っておったんじゃが…その店が潰れそうなんじゃ。」
デザイナー
「えぇ…? それはどうして…。」
Mr.クライアント
「その店の目玉商品である、びしょぬれせんべいの売れ行きが悪くての。味は完璧なんじゃが、実はパッケージがめちゃんこダサいんじゃ。ちょっと送ってみるので見てくれ。」
デザイナー
「な、なるほど...。」
Mr.クライアント
「そうなんじゃよ！なんでパッケージリニューアルすることで、売り上げを改善させたいと思っておる。実はもうある程度、こちらで進めていてな。なんと今回はたくさん素材が揃っていて、それを使ってデザインしてほしいんじゃ。イラストレーターさんにイラスト素材を書き下ろしてもらっていて、カメラマンさんに写真を撮り下ろしてもらっていて、さらにロゴデザイナーにロゴもいくつか用意してもらっておる。印刷屋さん※と相談して、サンプル※を見てパッケージの形も絞り込んだんじゃ。」
デザイナー
「いろいろ揃ってますね！」
Mr.クライアント
「素材は最低1点はマストで使用して欲しいが、あとは自由にデザインしていいぞ。まずは表の面だけを作成してみてくれ。」
デザイナー
「自由度が高い※ですね。ターゲット※は決まっていますか？」
Mr.クライアント
「浅草にくる観光客や修学旅行生にむけて、新しい浅草の定番のお土産になればいいなと思っておる。定価は750円じゃ。頼む、わしの大好きなびしょぬれせんべい屋を救ってくれ。」
デザイナー
「救いましょう。それでいつまでに提出すればよいですか？」
Mr.クライアント
「9月4日の昼12:00までじゃ。悪いが今回もいつものようにコンペ形式でな。決まった案には10万お支払いすることになっとる。」
