Mr.クライアントの奇妙な依頼

秋は夕暮れせんべい。
枕浅草子
[作品に対するプレゼンテーション]
なんとも魅力的な「びしょぬれせんべい」という言葉の響きに触発された私が提案できることは何か物語をつくることだった。 どんな店なんだろう、なぜ「びしょぬれせんべい」と名付けたのだろう、なぜ売れないのだろう、リニューアルする理由はなんだろうかと沸き立つ想像の疑問を解決すべくパッケージをデザインした。 「沈む夕日」=「醤油壺に染み込ませる煎餅」という連想がせんべいの味や見た目、工程にまでつながりを見せたことがプレゼンテーションとしてよい効果になることを私自身も期待している。