飲食店デリバリー応援キャンペーン コロナ禍でもデザインでできることを

コロナという初めての出来事に直面して

2020年、じわじわと耳にしていたコロナが世界的に流行り始めました。
正直こんな様々なところに影響が出るなんて思いもしませんでした。
しかし暗い気持ちでいつまでもいるわけにもいきません…!
「デザイン会社として何かできることはないか?」と私達は動き出したのでした。

「飲食店デリバリー応援キャンペーン」

当時、特に深刻に報道されていたのは飲食店の営業に関するもので、
感染防止のために普段通りの営業ができない飲食店は
テイクアウトやデリバリーのみの営業をするほかありませんでした。
そこで私たちは、そんな飲食店が「デリバリーをやっていること」、
「こんな美味しそうなメニューがあること」をもっと多くに人に知ってもらうために
看板メニューが描かれたステッカーを制作することにしたのです。
salon.jpを通じて20店舗限定で募集をかけ、制作を開始しました。

よだれが出るようなイラストを描きたい!

見た人が「食べたい!」と思ってくれるようなイラストにするためにしたことは、
いただいた料理の写真を細部まで観察し想像することでした。
どんな食材があって、どんな調理法で、どんな匂いがして、食べた時どんな食感で…
特に意識したのは“焼き目や照り”です。
油揚げの焼き目はパンよりざらざらしていることや、お好み焼きなどのソースは具の入っているパスタソースよりも艶々とした”たれ”であることなどなど…。
料理や食材の特徴を捉え、より一層美味しく見えるように違いを意識しながら着色をしました。

イラストはアクリルガッシュで描いています

ステッカーの完成と届いた声

メニューの名前と店名、お店の詳細、「STAY HOME」の文字を入れてカラフルなステッカーが完成しました。
ステッカーは各店舗に送られ、利用したお客さんの手に渡って行きました。
後日、お店から「お客さんからも好評です!」と感謝のお手紙をたくさんいただいたときは少しでも力になれたのかなと、嬉しい気持ちになりました。

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デザイン制作をおこなっている会社です。

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